メリット
支援内容一覧
名称 | 支援元 | 内容 | 支援対象 | |
---|---|---|---|---|
転入企業 | 新規起業者 | |||
1)ベンチャー企業誘致奨励金制度 | 和歌山県 | 賃料、通信費、交通費等の補助 | ○ | × |
2)地域課題解決型起業支援等 | 和歌山県 | 必要資金の補助 | × | ○ |
3)ふるさと納税型クラウド ファンディング事業 | 和歌山県 | 必要資金の補助 | × | ○ |
4)東京23区からの移住を促進 | 和歌山県 | 転居費用の補助 | ※個人 | ※個人 |
5)大企業やVCとのマッチングの機会提供 | 和歌山県 | ビジネスマッチングの支援 | ○ | ○ |
6)先駆的産業技術研究開発支援事業 | 和歌山県 | 実証試験の支援 | ○ | ○ |
7)スタートアップ支援ローン | 紀陽銀行 | 資金融資 | ○ | ○ |
8)工業技術センターによるものづくり支援 | 和歌山県工業技術センター | 技術的な試験等 | ○ | ○ |
転入企業:既に和歌山県外で起業されたスタートアップ企業が、和歌山へ転入した場合
新規起業者:まだ起業されていないスタートアップが、和歌山県で初めて起業する場合
※個人:移住する個人を支援するものであり、起業の方法は問わない
1)ベンチャー企業誘致奨励金制度
入居者の費用負担を軽減するために、賃料の一部を和歌山県が補助する制度があります。補助率は賃料の50%を上限とし、 補助期間は入居開始後、最大3年です。助成制度利用には、和歌山県の審査があります。
助成者
- 和歌山県
(窓口:産業技術政策課 産業技術政策班)
対象企業
- 県外ですでに起業している
- 創業10年未満
- JVCA加盟ベンチャーキャピタルから出資を受けている
奨励金、補助金の内容
- 新規雇用奨励金:
- WINCに入居する企業が新規に地元の住民を雇用する、 あるいは、入居企業の社員が和歌山に転居した(住民票を移した)場合、一人につき30万円の奨励金をお支払いする
- 立地奨励金:
- 投下固定資産額の30%を補填する
(試験設備などの固定資産を購入した場合に、3割負担)
- 投下固定資産額の30%を補填する
- 補助金:
- オフィス賃貸料の50%を補助する
- 通信費の50%を補助する
- 航空運賃の一部を補助する
- 支援期間: 3年間
2)わかやま地域課題解決型 起業支援事業
- 助成者
- 和歌山県
(窓口:企業振興課 経営支援班)
- 和歌山県
- 対象
- 県内で地域課題解決型のビジネスを起業する人
- 支援金の内容
- 必要な資金を最大で300万円補助(年間20件程度)
補助金上限額 | 補助率 | |
① 地域課題解決型起業支援補助金 | 200万円 | 1/2 |
② 移住者起業補助金 | 100万円 | 1/4 |
補助金に関する情報:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/061000/d00201895.html
3)ふるさと納税型クラウド ファンディング事業
- 助成者:和歌山県(窓口:企業振興課 経営支援班)
- 希望する採択者について、ふるさと納税制度を活用して、クラウドファンディングを実施
- 集まった寄付金を原資として、採択者に別途補助
補助金に関する情報:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/061000/d00203813.html
4)東京23区からの移住を促進
- 助成者:和歌山県(窓口:企業振興課 経営支援班)
- 起業支援事業の採択者で、東京23区からの移住者に対しては、市町村と連携して移住支援金を補助
③ 移住支援金 | 金額 |
世帯 | 100万円 |
単身 | 60万円 |
補助金に関する情報:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/061000/d00201895.html
※ページ中程の「3.移住支援金」をご覧ください。
5)大企業やVCとのマッチングの機会提供
和歌山県(担当:産業技術政策課 産業技術政策班)の開催するマッチングイベントの紹介ができます。
- 「スタートアップ創出支援チーム」によるハンズオン支援が得られる(ピッチイベントでマッチングした場合)
- 『和歌山アクセラレーションプログラム』(委託先:デロイトトーマツベンチャーサポート:~2021年度まで)による、VCや大企業との連携の支援
マッチングイベント:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/063100/sougyo.html
アクセラレーションプログラム:https://wakayama-ap.jp/
6)先駆的産業技術研究開発支援事業
新たな商品やサービスを生み出すことを目的とし、先端技術の社会実装や高付加価値化に向けた実証実験等を行う支援があります。
- 実施支援
- 和歌山県(窓口:産業技術政策課 産業技術政策班)
- 対象企業
- 県内に事業所(本店、支店問わない)を有する事業者
- 補助率と補助金額
- 補助率: 補助対象経費の3分の2以内
- 補助上限額: 2,000万円以内/件(3年以内に完結する計画に限る)
- 採択事例
- Glafit社のわかちか広場での電動バイクレンタルなど
補助金に関する情報:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/063100/senku.html
7)紀陽銀行によるスタートアップローン
※2020年5月1日時点の情報です。
商品名 | 紀陽創業者支援ローン | 新規開業資金「創業枠」 | 新規開業資金「創業サポート枠」 |
融資限度額 | 1,000万円 | 3,500万円 | 3,500万円 |
適用金利 | 年1.20%(固定金利) | 年0.5%以内(固定金利) | 年0.50%以内(固定金利) |
信用保証料 | 不要 | 年0.70% | 年0.50% |
融資期間 | 5年以内(6ヵ月の据置可) | 10年以内 | 10年以内 |
保証人・担保 | 個別のご相談に応じます | 保証協会及び取扱金融機関の 所定の条件によります | 保証協会及び取扱金融機関の 所定の条件によります |
- 融資対象、資金使途などの諸条件につきましては、紀陽銀行にお問い合わせください。
- 融資利率は、2020年4月1日現在のものです。金融情勢の変動により変更することがあります。
- 「新規開業資金」は、信用保証付きであるため、信用保証協会に保証残高があれば融資限度額に制約がある場合があります。 l融資については取扱金融機関が、また保証については信用保証協会が資金使途、業績、財務内容、資産等を総合的に判断し決定します。ご希望に添えない場合もありますのであらかじめご了承ください。
- 返済条件等の変更時には、当行所定の手数料をいただきます。
- 融資・保証のお申し込み時には、借入申込書、府税等の未納がないことの証明書、決算書等が必要となります。申込必要書類や返済額等、詳しくはお近くの紀陽銀行窓口までお問い合わせ下さい。
8)工業技術センターによるものづくり支援
- オープンラボ:
- ケミカルスマートものづくりラボ
- 3Dスマートものづくりラボ
- フードプロセッシングラボ
- レザー&テキスタイルラボ
- 自動化促進ラボ
- メニュー:
- 技術相談・技術指導(無料)、受託試験(有料)、設備機器貸付(有料)、研修生受け入れ(有料)、いきいき研究スタッフ派遣(有料)、受託研究(有料)
入居企業の声
4Dセンサー株式会社(101号室)
会社名:4Dセンサー株式会社
設立:2012年2月
株主:リアルテックファンド、グローカリンク、科学技術振興機構、紀陽銀行リースキャピタル、三菱UFJキャピタル、JR西日本イノベーションズ、セイコーエプソン
■企業紹介
和歌山大学で開発された形状・変形・ひずみ計測法の実用化し、小型の電子機器部品や大型構造物の形状をリアルタイムに計測する装置の開発を進めている、和歌山大学発ベンチャー企業です。
Q. 当センターへの入居を決めた理由を教えてください。
- 以前は、マンションを利用したインキュベーションセンターに入居していました。しかし、研究には精密機器や、大きくて重い試験設備を必要とするため、安定した床や、騒音や振動に耐える構造が必要となり、マンションでは限界だと感じてWInCへ引っ越すことにしました。
床が安定しているので、大きな構造物がおけますし、騒音や振動を気にする必要もなく、実験が大変やりやすくなりました。
Q. 当センターの魅力を教えてください。
- 工場が隣接していて、「作業の場がある」というのが、このセンターの魅力です。これまでは、板金のちょっとした加工なども外部に委託していたので、試作一つに何日も時間がかかっていました。しかし今ではすぐにできるので、開発のスピードが大幅にアップしました。ベンチャー企業はスピードが命ですので、大変助かっています。 また、関西空港から40分という地の利は、とてもありがたいです。お客様も、自分たちも、関西空港を利用する機会が多いので、この距離感は助かってます。
Q. 和歌山の魅力について教えてください。
- 海や山が近いので、休日にいろいろ楽しめるところが良いところです。魚介類や果物のおいしさは格別ですし、四季折々の風景に癒されます。温暖で日照時間が長いところも気に入っています。